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ハリネズミの狩猟本能を満たすおもちゃ


ハリネズミはその見た目や比較的ポピュラーな齧歯目の生き物に比べてゆっくりとした動きに反して、野生では虫や小型の哺乳類・鳥類などを捕獲して食べています。

そのため、「ネズミ」とついているからといって草食に近いハムスター用やモルモット用のフードは体質に合いません。ハリネズミ用フードを食べてくれないときや手に入りにくいときは、肉食に近い猫やフェレットに栄養の要求量や食性が近いため、高タンパクで低脂肪なタイプのキャットフードやフェレットフードでの代用が勧められます。

また、「ハリネズミ」という名前に反して(?)、爬虫類の餌として出回っているピンクマウス(ネズミの赤ちゃん)を与えれば食べます。ハリネズミ用フードは鶏肉などがおもな原材料のものが多く、野生では鳥のヒナや卵も食べていると考えられます。

ハムスターなどの齧歯目が回し車を使うことから、野生ではかなりの距離を餌を探して歩き回るハリネズミにも使うことがありますが、ハリネズミは齧歯目と比較するとハリを使う防御に特化していてあまり身体能力が高くないため、未だにハリネズミの飼育に回し車を使うことには危険があるのではないかと賛否両論あります。私は過保護なので使っていません。

その代わりに、ハリネズミとしての狩猟本能を満たしてあげたいときに猫用おもちゃがおすすめです。
ハリネズミは人間との過剰な触れ合いがストレスになりやすい生き物ですが、猫用おもちゃだと飼い主が直接ハリネズミに触れることなく飼い主とハリネズミが遊ぶことができます。

本日のサムネイルはセリアで購入した猫用おもちゃ(ハロウィン仕様の昆虫型のもの)です。虫を追いかけるハリネズミにぴったりだと思いました。実際に使っている様子は、暗くて見づらいですがこちらです。虫の部分や先端の赤い玉の部分を追いかけています。捕まえたらミルワームをあげるなどするとより飼い主とのコミュニケーションになりやすいかもしれません。

その他、ぬいぐるみに噛み付いたり、犬用おもちゃ(ロープトイ)をくわえたりして遊ぶこともあります。下の画像の左はヴィレッジヴァンガードで買ったうんちのぬいぐるみ(なぜうんち…)(汚れても惜しくないと思ったから)、これまたセリアのハロウィン商品にあった犬用おもちゃです。ハリネズミの噛む力はそこまで強くないので犬のようには遊べませんが、ロープをミルワームと勘違いするようで(?)、噛み付いたり軽く引っ張りあったりして遊ぶことができます。

犬用おもちゃ・猫用おもちゃ・ぬいぐるみなどをハリネズミと遊ぶのに使う場合には、糸や中に入っている綿の誤食がないように注意する、誤食のもとになる破損などがないか使う前によく点検するなど飼い主の責任で安全な利用を心がけましょう。ハリネズミは歯や爪がそこまで鋭くないので、安いものでも今のところ破損せず使えています。

飼い主の勘違いが元で草食の小動物のようにハリネズミを扱っては、ハリネズミをハリネズミとして幸せにするのは難しいと思います。ハリネズミは犬や猫ほど人間の暮らしになじむように品種改良されているわけではなく、季節の気温差が激しい日本の気候では飼育下でないと生存できないだけで、比較的野生に近い姿のままで完成されたかわいさです。それが言いたいだけです。ハムスターなどは小さな体で逃げ回る本能を満たすために回し車で運動することが必要ですが、ハリを立てて丸くなることや動体視力の高い他の肉食動物の目に止まらないよう動きを止めることで身を守るハリネズミが必ずしも同じように回し車で本能を満たせるとはいえません。ハリネズミに関してはまだわからないことも多いですが、ハリネズミとしての本能を満たす遊びを色々と工夫してみましょう。

Posted in ハリネズミのこと