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子供の頃にハムスターを死なせた、それでもハリネズミを大切にしたい


これは、noteに「野田クリスタルさんのハムスターの記事で思い出したトラウマ」として投稿していたものを再編集した物です。

R-1とM-1の二冠、プログラミング、筋トレなどと非常に多才なことで知られるお笑い芸人の野田クリスタルさんがハムスターを飼っていることを知りました。元々インターネットの利用に慣れていて、ハムスターのためにSNSを芸能人にしては(偏見)うまく活用していることも知りましたが、自分のつらい思い出を思いがけず振り返るきっかけになりました。

大好きなのはひまわりの種?

で、調べれば調べるほど、こいつってすぐ死ぬんだなっていうのがわかってくるわけですよ。調べたら、種は絶対にあげちゃいけないものだったんです。高脂質だから太って栄養が偏るだけだし、糖尿とかいろんな病気の原因になるらしくて。

はむはむを溺愛する野田クリスタルの 日常と切実な願い“1日でも長く一緒に” ーー2020 BEST5

私がハムスターを飼っていたのは小学生の頃で、母の知り合いが繁殖させていたジャンガリアンを譲ってもらいました。ところが、かなり甘やかしてひまわりの種をあげすぎた結果、飼育下での平均寿命とされる2~3年にも全く満たない約半年で死なせてしまいました。2~3年ですら人間と一緒に暮らすのは短すぎるほどですが、たった半年です。当時は田舎の一戸建ての実家に住んでいたので、家族と相談してケージの中でのお気に入りの場所だった巣箱に入れ、庭に小さなお墓をつくりました。本来なら巣箱の穴に楽に出入りできるはずの小さく身軽な体が、巣箱にぎゅうぎゅう詰めになるくらいに太っていました。

不調そうには見えていたので亡くなる数日前に親が動物病院に連れて行ってくれていましたが、後になって聞いた話ではその時点で人間で言う生活習慣病による多臓器不全のような状態に陥っていたそうです。

大人になって考えてみれば簡単なことでした。人間でも好きなものばかり食べていたら栄養が偏って寿命を縮めてしまいます。私が死なせたようなものです。と思っていたのですが、その後に家族がそれぞれ互いに秘密でひまわりの種など好物をあげていたことが発覚しました。それぞれが甘やかしすぎました。

脱走事件

最悪な飼い主なのでこの前にも一度死なせかけていました。
私が生まれた頃は両親と父方の祖父母との同居でしたが、祖父は既に高齢だったので早くに亡くなり、ハムスターを飼っていた当時は両親と祖母がいました。祖母は最初はハムスターを飼うことに反対していましたが、両親は共働きで私は学校があるので、家で最も長い時間を過ごしていた祖母はいつのまにか愛着がわいていたようです。

ある日、事件が起こりました。祖母が少しケージの外で遊ばせようとケージを開けたまま、ハムスターを逃がしてしまいました。私は怒るとも泣いているともつかないまま家中を探しました。近所の外飼いのネコに食べられてしまったかもしれないと思いました。

ところがその日の夜、ケージの近くにかけていた私のジャンパーの袖からひょっこりと出てきました。元々ケージの外では気に入っていた場所で昼寝をしていたようです。ともあれ、一歩間違えば危険にさらしていたことは間違いありません。

自分が守らなければ死ぬ生き物を守ることが怖い

ハムスターを死なせてしまった私のトラウマはこれです。次の引っ越しで賃貸を脱出するので生き物を飼うこと自体は可能ですが、また同じ過ちをするのではないかと恐れています。子供のときの自分には全く悪意がなく、とにかく甘やかしすぎた結果死なせてしまったのがより罪悪感が深いです。はむはむに生まれ変わってくれていたらいいのに…。
この「自分が守らなければ死ぬ生き物」にはいわゆる人間以外の生き物だけではなく、人間の乳幼児も含まれていると思うので、既婚ですが子供を育てることも怖いです。
自分が守らなければ死ぬ生き物を守る経験そのものは年齢を問わず大切ですが、一度失敗すると私のように生涯引きずってしまいそうです。子供の頃はあまり理由がわからなかったのですが、大人になって理由がきちんと理解できてしまうとより怖くなってきました。

それでも…

転居してからハリネズミを迎えました。体重や食べる量や室温などを健康に快適に過ごせるよう管理して、今のところ元気に暮らしています。ハリネズミも生き物なので、もちろん飼い方に細心の注意を払っていても早くに亡くなってしまうこともあるかもしれません。長生きが幸せというのは人間の価値観で、他の生き物が必ずそれで幸せになるとも言い切れません。今も何もかも飼い主としてうまくやっているわけではなく、ハリネズミについては調べてもわからないことだらけです。より正確にはおそらく世界中の誰もまだ発見していないことが多すぎます。それでも、早くに亡くしてしまったハムスターの分まで幸せにしたいです。

Posted in ハリネズミのこと