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ひとり会議 第3回「個人サイト運営のリスクマネジメント」


「chakuwiki」という、都道府県などに関する個人の主観を共有する目的の、あくまでジョークとして偏見まみれで面白いwebサイトがありました。しばらくアクセスできないと思ったら、運営者の谷口一刀氏が今年の8月頃に47歳で逝去されていたことがわかりました。お悔やみ申し上げます。本日のサムネイルはインスタのストーリーズとTwitterのフリートにアップしています。個人サイト運営のリスクマネジメントを考えたいと思います。

ここでまず、無料サービスのメリット・デメリット、当サイトのような独立した個人サイト(独自ドメイン・レンタルサーバー)のメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。

無料サービス

メリット
・無料である (当たり前)
・アカウントを取得すると気軽に始められる
・専門知識がほとんど不要でカスタマイズできる
・SNSとの連携がしやすい
・サービスが継続する限り本人が更新停止しても残る

デメリット
・広告が意図しないところに出現する上に運営側の収益になる
・ある程度テンプレートがあって複雑なカスタマイズはしにくい
・削除請求が送られると記事が削除されるリスクがある
・サービスが終了してブログそのものがなくなるリスクがある
・サービスが継続する限り本人が更新停止しても残る

サービスが継続する限り本人が更新停止しても残る」というのはメリットでもデメリットでもあります。私が中学生くらいの頃に書いていたブログはまだサービス終了していないので探せば出てきます。今の自分につながる要素は少ないけど当時好きだったアーティストの話ばかりしてたりコメントがスパムで荒れてたりしてあまりにも黒歴史すぎます。その代わり、たとえ本人が逝去してもブログやwebサイトやSNSのような無料サービスはそのサービスが継続する限りは残ります。コメント欄を閉鎖するなどして、荒れないようにする対策は必要かもしれません。

個人サイト(独自ドメイン・レンタルサーバー)

メリット
・個人の資産になる
・事業をしている場合はより信用度が高くなる
・知識があれば自由にカスタマイズできる
・理不尽な理由で削除されるリスクが低い
・仮にサーバーやドメインの業者がサービス終了しても移転できる
・広告を貼るかどうかを自分で決められる
・広告を貼る場所を自分で決められる
・収益化できる

デメリット
・初期費用が必要
・ある程度専門知識が必要
・運営者が管理できない状態になり、ドメインやサーバーの期限が切れるとアクセスできなくなる

「運営者が管理できない状態」とは、運営者自身の急病や事故のような身に危険が及んでいる状態も含まれますが、単純に運営者が更新費用を払い忘れたとか、あるいはもう更新しないから放置していたとか、そういう場合もあります。特に、期間限定でPR用に作成されたwebサイトや、放置されていたwebサイトのドメインが知らぬ間に第三者の手に渡ることなどは珍しいことではありません。

そして、冒頭でのchakuwikiのように、個人運営のサイトでは運営者自身の逝去というのもリスクになります。chakuwikiの運営について今後どのような動きがあるかは不明ですが、遺族の方が運営者の遺産を切り崩して維持費を払い続ける意思があるとは限りません。

当サイトは現時点で3年契約、C’s Condoは同じサーバーのマルチドメイン機能でドメインは1年契約していますが、何らかの理由で費用が引き落とせなくなったら契約が失効してしまいます。現在やっていることは「月会費・年会費やwebサイトやSNSに関わるアカウント情報を紙ベースで厳封して保管し、もしもの時に家族が閲覧できるようにする」ことくらいですが、webサイトのような個人に帰属するものについて、自分にもしものことがあったときに別の誰かが維持してくれるかはかなり不安です。何らかの手段でこのあたりのリスクマネジメントをしておきたいのですが、今後も色々と勉強して考えてみたいと思います。結局何も結論を出さず、問題を先送りしたような形になってしまいすみません。

Posted in ひとり会議