ワイドショーの類は見ないのでクイズ番組とかつて金曜レギュラーだったヒルナンデスと時々見るTwitterのカズレーザーさんしか知らないのですが、実にもったいないことでした。ただの冗長な独り言ですが自分にとってはまとめておきたいことなのでひとり会議第2回とします。
全てのきっかけはカズレーザーさんがおすすめしていた簿記3級の参考書を本当に購入して勉強し始めたことでした。
(関連記事:カズレーザーさんの影響で2週間で簿記3級CBTに挑戦する)
カズレーザーの50点塾
今年4月の開設で中学歴史を教える動画をメインにしているからかチャンネル登録者数が現時点で約13万人と、有名人のチャンネルとしてはかなり少なめです。とにかくもっと多くの方に見てもらいたいチャンネルです。おすすめの動画は先日の投稿に載せています。
他にもいろいろなニュースサイトのインタビュー記事を巡回すると、あまりの名言の数々と私自身との価値観の一致に語彙力を失いました。こんなに価値観が一致する人に今まで会ったことがないのですが、もし万が一ご本人とお話しできる機会があっても、「他人と価値観が一致してるなんて思い込み」と一笑に付されてしまいそうです。そういうところがいいんです。
現代の“呪い”を解くカズレーザーの言葉
テレビ朝日系のバラエティ番組「お願い!ランキング」内でカズレーザーさんが担当していたコーナー「カズレーザークリニック」で出てきたものを中心に挙げられています。
「ない、ない、ない。成り行き、成り行き。人間成り行きでしょ、みんな、人生なんて。みんな後から成り行きに理由をつけているだけでよく考えたら成り行きで動いてるからね。自分の意志ひとつで変わるもんじゃないでしょ」
出典:「カズレーザークリニック」2016年8月23日
「芸人としてやっていくと決めた瞬間」というベタな質問に対して深い回答です。私も成り行きで大学に進学して成り行きで教職について成り行きで結婚して成り行きで退職して今に至ります。そういうもんです。
「みんなバイセクシャルでしょ。人類はバイセクシャル。(女性が好きな男性も)まだイケる男性に出会ってないだけで」
出典:「カズレーザークリニック」2016年8月30日
私も結構前からそう思っています。性別など関係なく人が人を好きになるだけで、私はたまたま異性としか交際する機会がありませんでしたが、ご縁があれば同性を好きになったり交際したりする可能性もあり、それは誰しも言えることだと思います。逆に、自分を同性愛者だと思っている人も異性を好きになる可能性があると思っています。正直、私が結婚できたのはたまたま生涯を共にしたい人と運良く戸籍上の性別が違っただけだとすら思っています。恋愛はともかく結婚なら、無意識の前提として「相手が異性であること」があると思うので、「もし相手が同性でも生涯を共にしたいと思えるか」を自問して、そう思える人と結婚するほうがいいと思います。ずっと前から思っていたのですが人への伝え方がまずくてつらい思いをしたことがありました。あと配偶者もこの考えについて、いや他にも色々あるんですが、私の思想が斜め上にぶっ飛んでると思っているらしいです。これからはカズレーザーさんを引き合いに出せばいいですね。
成功の理由は大半が運、だけど売れるために最低限必要な要素はある
同志社大学はセンター試験で最初に受かったのですが、そのあとは緊張の糸が切れてしまって、そのまま同志社大学に決めました。
成功の理由は大半が運、だけど売れるために最低限必要な要素はある
センター利用で同志社大学に合格?????
センター利用で同志社大学合格、凄さがいまいち伝わらないかもしれませんが、センター利用で同志社大学商学部の合格ラインに達する学力(約800点/900点満点が目安)なら京都大学のたいていの学部には行けそうな気がします。この書き方だとたぶん同志社大学は滑り止めだったのだと思います。後述しますがカズレーザーさんは頑張るのが苦手なほうらしいです。
人が成功する理由って大半が偶然だと思うんです。偶然のレベルや運を高める方法がないのであれば、夢中になって楽しんでいたほうが得だと思います。
成功の理由は大半が運、だけど売れるために最低限必要な要素はある
偶然のレベルや運を高める方法はありませんが、私はたぶん「持ってる」ほうです。なお、タイトルにある「最低限必要な要素」は需要の発掘だそうです。私が前職でできなかったことです。
参考にならないかもしれませんが、僕は「別に自分がいなくても世の中は成立する」と思っています。そう思えば、「こうしなきゃ、いけない」ということがなくなる気がします。人生に価値があるとか、生きていることが素晴らしいとか、そんなことないと思うんです。人に迷惑をかけないかぎりは、何事も気にしなくていいと思います。
成功の理由は大半が運、だけど売れるために最低限必要な要素はある
「自分の代わりなんていくらでもいる」「人生に価値はない」という内容のことをこんなにポジティブに言う人を初めて見ました。実はこの記事を読んでから自分の心身の健康状態がものすごく快方に向かっています。赤い特効薬です。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
努力って言えるのかわかんない「苦にならない努力」ができるものだけ、選んできたんですよね。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
新R25ということで、ちょうど20代後半向けの記事です。カズレーザーさんにとって勉強自体は苦にならない努力であったようですが、「センター利用で合格したから他の大学に行くためにそれ以上頑張らなくていいや」ということで同志社大学への進学を決断されたのかもしれません。私自身は大学生までは苦にならない努力でやっていけてましたが、前職ではどんなに努力しても上司や同僚どころか生徒にすら追いつけないような感覚でした。
新しい「楽しい」をアップデートするために、楽しそうなもんのまわりをウロウロしてるだけです。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
私もできることならそうやって生きていきたいです。今はあまり楽しそうなもんのまわりをウロウロしてはいませんが、ここをなんとかしたら多くの人の楽しさの総量が増えるであろうところをウロウロしています。
俺は、誰からも必要とされてないと思って生きてるんで。これはネガティブな意味じゃない。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
俺が芸人をやめたって、誰かが会社をやめたって、じつはそんなに大したことじゃないんですよ。
実際、そんないます? 世の中に、「絶対いなきゃいけない人」なんて。
また出てきました。こんなにポジティブな「誰からも必要とされてない」なんて見たことがありません。この記事の公開は残念ながらごく最近なのですが、退職するかどうか迷っていた頃にこのお言葉をいただければ、すっきりと退職を決断できたのにと思います。
悩んでるのが「イヤなこと」と「イヤなこと」なら、どっちも選ばなきゃいいんです。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
俺はそういうとき、一歩下がって別の選択肢を探します。
「目の前のイヤな二択から選ばなきゃ」って自分が勝手に決めつけちゃってること、けっこうあると思うんですね。
実は私も、結婚に際して目の前のイヤな2択からやむをえず選択したことがありました(念のため、誰と結婚するかとか結婚式に関することとかそういうヤバい話ではなくてもっと現実的な物事ですよ!)。それは今まさに、選択肢を増やすことが世の中で議論されていることなのですが、私はその増える可能性のある選択肢すらイヤです。私が見つけた別の選択肢は、いずれ書きたいときに書きます。
人の気持ちはわかんないから(笑)。本当の意味で、他人に共感なんてできないじゃないですか。
「イヤな二択で悩んだら、一歩後ろに下がれ」カズレーザーが“若者は頑張らなくていい”と語る理由
だから「価値観が合ってる」なんて私が一方的に思っても万が一ご本人とお話できたら一笑に付されると思います。でもそこがいいんです。
なんか、本当につらかった時期の自分にとって欲しかった言葉ばかりなのですが、今後つらくなることがあったらこの記事を自分で読み返します。どこかの出版社が日めくりカズレーザーとか販売してほしいです。誰もが救われる言葉かどうかは疑問でカズレーザーさんもそこまで意識していないと思いますが、皆さんにも動画を見たり元の記事を読んだりということをおすすめします。