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Rethinking Anonymous Design – 名前が消えるとき 展(興味あり)


ちょっと自分が行けるかどうかはわからないのですが、無印好きとしてはたまらないので取り上げたいと思います。

地上10階地下1階がすべて無印良品の関連店舗とサービスである「無印良品銀座」。いつか行ってみたい場所ではありますが、6階「ATELIER MUJI GINZA」のギャラリーで「Rethinking Anonymous Design – 名前が消えるとき 展」(本日のサムネイル)が開かれているようです。あともう片方のギャラリーでの催事に関連する書籍「MUJI IS」は大阪でも取り扱いがあったので購入しました。

Rethinking Anonymous Design – 名前が消えるとき 展

会期は長めですが、実際に行けるかどうかはわかりません。今なら旅費自体はかなり節約できそうですが、田舎育ちで人が多いところは苦手なので、東京に行くと健康な頃ですらかなり疲れました。それでもこの催事に興味はあります。

かつて私が「デザイン」という言葉に対して持っていたイメージは、ファッションデザインのような華やかなものだとか、キャラクターデザインのような芸術的で独自性が高いものだとか、そういったものでした。そのイメージを壊し、デザインを身近に感じさせてくれた番組があります。

NHK教育の「デザインあ」です。
前職では土曜日も仕事だったので、土曜の出勤前のルーティーンになっていました。身近なモノやコトをデザイン思考で見る、大人にもおすすめの番組です。大人に人気の教育番組といえば「ピタゴラスイッチ」でしたが、この番組も「デザインあ おとなスペシャル」が放送されています。今年の2月頃には滋賀での「デザインあ展」にも行ってきました。残念ながら、最近はなかなか早起きできず見ていません。
要するに、「インダストリアルデザイン」「プロダクトデザイン」というような実用的で身近にありふれたデザインという概念を、この番組を通して獲得できました。特に好きなコーナーは動線のデザインを扱う「うごきのデザイン」のコーナーです。そういえば、当サイトを運営するようになってちょっとずつ取り組んでいる「webデザイン」も、美しく見せることより、実用性が高いことのほうが大切だと思っています。

話がそれましたが、「アノニマス・デザイン」、日本語にしたら「匿名のデザイン」、いやこれではデザインが残ってしまっている、ということで催事の案内ページにあった「作り人知らず」という言葉がしっくりくるのではないでしょうか。主にプロダクトデザイン、つまり実用品の場合は、特に独自性が高いものは意匠登録されることもありますが、多くは誰が生み出したかもわからないような普遍的なものが多いのだろうと思います。

「アノニマス・デザイン」とは主にプロダクトデザインに関する用語であるようですが、ハンドメイドに関わる編み物、裁縫、刺繍などの技法も誰が生み出したかもわからないようなものが多く、この言葉がしっくりくると思いました。技法以外に独自性があるデザイン、例えばオリジナルキャラクターの編みぐるみ、ぬいぐるみ、刺繍などでない限り、たいていは「作り人知らず」ということになるでしょう。

Posted in 知的財産権全般

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