今回は編み物と限定せず、YouTubeの文化に関する一般論を考えてみたいと思います。
私も割と限られたジャンルしか見ていないのですが、割とYouTubeの文化は持ちつ持たれつのイメージがあります。いわゆる「YouTuber的な企画」はある程度パターン化されていて、それに沿った動画をアップしている方が多いと思います。思いついた例を挙げていくと次のようなところです。
・購入品や新商品の紹介
・カップヌードルチャーハンなどのライフハック系
・「100の質問」でのプロフィール(15年前くらいに流行ってたイメージ…)
・モーニングルーティンやナイトルーティン
・Wikipediaのチェック(かなりの知名度がある方でないと企画が成立しない?)
編み物ユーチューバー著作権裁判に関する記事の一つで、「YouTuberの企画の多くは二番煎じ」というネット上での反応が取り上げられていました。誰が先だの後だのいうことでもめるというのはおそらく前代未聞で、被告に撤回や謝罪のチャンスは何度もあったにもかかわらず裁判まで発展せざるを得ませんでした。このたびの被告の主張によって、直接の被害にあったチャンネル以外にも動画のアップを自粛していたと思われるチャンネルがいくつかありました。このようなことはYouTubeの文化そのものの衰退を招きかねないものであり、広く長期的な視野で見るとYouTube側にとって不利益が生じると考えられます。
YouTubeは誰でも気軽に無料で視聴や動画投稿ができて、そのへんの一般人でも条件を達成すればささやかながら収益を受け取ることが可能です(私は現時点で632/1000人、2299/4000時間なのでまだまだですが…)。今後の報道で、YouTubeの文化やシステムを批判するような流れになったらあまり好ましくないと思っています。