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教員をやっていて一番つらかったこと


元職場は高校だったので、義務教育ではありません。私立なので特色も強く、どうしても入学してから校風とのミスマッチを起こす生徒はいます。合わない生徒が無理をする必要がなく、それに対応して教員が無理をする必要もなく、通信制高校など別の選択肢を提示することができます。

生徒にも教員にも、よくない言い方をすれば逃げ場、前向きな言い方をすれば多様な選択肢があります。これは高校のいいところです。

他の学校に移ることは終わりでもなんでもありません。転学先で前向きに勉強に取り組み、そこで成果を出す生徒もいます。もちろん校風とのミスマッチや不登校だけではなく、親の仕事の都合で転校する生徒も時々います。生徒が転校することは確かにつらいことではありましたが、別に取り返しのつかないことではありません。

現代の日本に住んでいると誤解しがちですが、高校生は無敵ではありません。
病気になることもあるし、事故に遭うこともあります。
命がけの冒険やバトルをする小説や漫画で、全員が生存したら奇跡のように書かれることがありますが、普通の高校生だって、全員が卒業できるのは奇跡です。

教員をやっていて一番つらかったのは、生徒が他界したことでした。

前職に関わることなので当然ながらあまり詳しいことは書けませんが、私個人としては同世代かそれより下の身近な人を亡くした経験がそれまでになく、「年齢など関係なく、人は死ぬときには死ぬものだ」ということを強く実感しました。わかっていても、なかなか実感がわくことはないように思います。

「人が本当に死ぬのは忘れ去られた時」という言葉があります。せめて覚えていること、思い出すことしか、私にできることはありません。

Posted in 高校理科・高校教育(前職)関連

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