手遊び小町チャンネルにて、民事訴訟に関する基礎知識の動画を発表しました。
第1回弁論期日が決定しました。今のところ日時はTwitter、インスタ、Facebookページ(いずれも非公開)で発表しています。
京都地方裁判所は京都駅からは地下鉄で丸太町駅まで、丸太町駅から徒歩6〜7分です。
裁判を傍聴したい方への注意事項が動画にまとめられています。裁判傍聴に興味のある方にとって、一般論としてためになる動画になっています。
かつて架空請求詐欺で偽の督促状や訴状を送付する手口が広まり、「裁判所からの書類とみられるものを無視する」という対策が一般的になりました。しかし、本物の訴状を詐欺だと思い込んで無視するのは、原告の主張を全面的に受け入れることとみなされ、受け取った者にとって非常に不利な結果を招くことになります。確かに督促状や訴状がハガキや普通郵便で届くはずはないので、これらは詐欺だと断定して無視するのが適切かと思います。封筒に書いてある裁判所の名称・住所・電話番号が実在のものと一致しているかどうか調べるのも本物かどうか見分けるための手段の一つです。
訴状は「特別送達」で必ず手渡しされるものですが、書留などとは異なり受け取りの承諾がもらえなくても相手が受け取ったとみなされます。本物の訴状を受け取ったにもかかわらず何も対策をしないといわゆる「欠席裁判」となり、原告の主張を全面的に受け入れることになります。本物の訴状を詐欺だと思い込んで放置したなどという言い訳は通用しないため、不安なら個人で対処せず弁護士などの専門家に相談することが重要となります。