いつかブログに書きたかったことがやっと書けます。何もなくても書きたかったのですが、絶好のタイミングなので書かせてください。全力で推させてください。上の画像はうちの本棚です。以下、趣味全開です。
本日、私の最も好きな…いや、序列を決めるというよりもはや殿堂入り、私の人生そのものと言っても過言ではない漫画であるシャーマンキングの新作アニメ化が発表されました。好きな漫画は数あれど、「人生そのもの」と言えるほどに好きなものはこれしかありません。
周囲で流行っていたこと、主人公・麻倉葉が当時住んでいた出雲出身というのをきっかけに中1で読み始め、読み始めてすぐに衝撃的な「みかん」を経験し、ただ信じて待つだけの日々が過ぎていきました。高3のときに完全版が発表され、入試直前に読みまくって大学受験落ちました。数ある名ゼリフに励まされ、次の年には合格。シャーマンキング本編のヒロイン・恐山アンナが推定15歳(!)で葉との間に産んだ息子、麻倉花を主人公としたシャーマンキングFLOWERSも始まりましたが、なんと連載している雑誌そのものが廃刊に…。大学生の頃は、ニコニコ動画にアンナ本人(の声優)降臨とか、アニメ一挙放送とかありましたが、アニメは王道の少年漫画っぽい感じに寄せてあってあまり好きになれず、ここが新作アニメでは解決されると信じています。その後、色々あって作者の武井宏之先生は講談社に移籍、FLOWERSの続きを少年マガジンエッジで連載中です。近年はシャーマンキング展も開催され、私も2020年1月に大阪会場に行ってきました
この漫画を読んでいなかったら、人に対しても自分に対してももっと不寛容で、強がるばかりの脆い人間になっていたような気がします。
「元々なっていたかもしれない自分」のようなキャラが一番の推しです。推しがめざましく成長してくれてうれしいですが、生年月日からするとメインキャラの多くは自分より年上なんですよね。
生き方、愛、本当の心の強さ、正義に対する価値観、すべてシャーマンキングから学んだと言っても過言ではありません。いや、さすがに過言かも…。
あと影響されていたことといえば、中学生にして「恋人はいらないから婚約者が欲しい」と思っていましたね。リアル中2で読んだものの影響は絶大です。
シャーマンキングでは「人類滅亡」という一見俗っぽい目的を持つ悪役・ハオを倒すことが主人公たちの最終目標となるわけですが、「シャーマン」という言葉が表すとおり、この作品では死後の世界が明確に存在し、メインキャラは全て死者の霊と会話ができるので、生きているか死んでいるかはたいした問題ではありません。ハオは最近流行りの(自主的なものなので流行りではないかも?)転生で、死後の世界での修行により圧倒的な力を得ていますが、本人が「死後の世界より現世がつらい」「君たちを殺したのは苦しい現世から避難させてあげるため」などという内容のセリフすら言っています。死後の世界のほう楽だと認めている人間が人類を滅亡させたいと思うのは本当に悪なのか…という、これだけではありませんが単純な勧善懲悪でないストーリーが今でも多くの読者に愛される理由の一つです。とはいえちょっと人を選ぶというか、バトル漫画でありながら白黒つけたがらないストーリーの傾向をあまり好まない方には向かないかもしれません。
そして、シャーマンキングそのものが「読者の愛に応えて成長するコンテンツ」だとは思っていましたが、まさか本編の連載終了から15年以上も経ってから新作アニメとは…思った以上に愛に応えてくださることがわかりました。
今から読みたい方がどこから読めばいいかですが、集英社でのジャンプコミックス1~32巻(みかん)、完全版1~27巻(完結)は、私は持っているのですが、武井先生が講談社に移籍した今となっては古本以外では入手困難です。内容は講談社1~35巻と同じ、というか講談社版は未収録のおまけもすべて載せているので、そちらを読めば事足ります。今まで電子書籍しかありませんでしたが、紙の書籍も随時発売予定です。実は講談社版の電子書籍も全巻持っています。
興味がわいた方はぜひ読んでみてください!