こんばんは。誹謗中傷に対する対処や意見を芸能人や有名YouTuberが表明し、それに対する反響も増えているようです。
誹謗中傷などとは無縁に思える善良なインターネットユーザーでも、「自分が気づかないうちにに誹謗中傷をしてしまっていないか」を考えているのではないでしょうか。私はほぼ毎日考えていますが、やはり誹謗中傷にはあたらないと思っています。
自分がしてしまった過去の誹謗中傷について、削除する、謝罪する、弁護士に相談するなどの行動を起こしている人もいて、「それで反省するくらいなら最初から言わなければいいのに」という意見をよく見かけます。最初から言わないのが一番いいのは当然なのですが、何も反省しないよりはずっとマシに見えます。そればかりか、平気で他人を誹謗中傷しておきながら、それを指摘する意見を自分に対する誹謗中傷だと思い込み、人ひとりが亡くなるほどの大ごとをダシにして同情を誘う行為に比べたら、反省する気持ちがあるだけまだ好ましいように思います。そういう人は思い当たらないならそれに越したことはありません。
Amebaからの意見照会のメールから7日間経ちました。私が何も反応しなければ7日間で削除されてしまっていましたが、同意しない旨を返信したところ、現時点では記事はそのまま残っています。Amebaからの返信では内容を承ったということのみが書かれ、削除するともしないとも断言されていないので、審査の途中かもしれません。まだ安心できませんが、記事はすべて独自ドメインのほうに移しているので、仮に削除されたとしても記事が完全になくなってしまうことにはなりません。
動画にしろブログ記事にしろ、自分の積み上げてきたものを失ってしまう恐怖は計り知れないものですね。何かあったときのために、なるべくローカルディスクに保存するとか、誰かにケチをつけられても完全には削除せず非公開にするとか、対策を考えておきましょう。自分が手間をとらされるのも圧力に屈したように見られるのも癪なものですが、削除されるよりはいいです。
ところで、「アメブロで権利が侵害されていると思ったときの削除依頼」について他のブログ記事を参照したところ、次のような順序で行うことを推奨している記事がほとんどでした。
1. ブログの管理者本人にメールやAmebaのメッセージなどで問い合わせ、削除を依頼する。
2. 連絡が取れない、削除されない場合は、権利者向け窓口 から問い合わせ、削除を依頼する。
3. 問い合わせても反応がなかった場合、書面による 削除請求 を行う。
YouTubeと同じく、いきなり申し立てるのではなく、まずは投稿した本人に連絡を取り削除を促すことが推奨されています。必要な順序が飛ばされているか、2.の段階では相手にされなかったかどちらかでしょう。
ところで、削除請求の転送を見ると「取締役」なる肩書が記載されていましたが、運営企業が所在すると思われる住所の町名で法人番号情報を検索したところ、それらしい法人名は出てきませんでした。
昨日の記事にも書いて今回のタイトルにもしたとおり、他人に対する誹謗中傷はある意味自己紹介のようなものだと考えたら、そうそう軽率な発言はできなくなるように思います。
被害にあった人を助けるために誹謗中傷をやめさせるということももちろん大切ですが、発言者を懲らしめるのが目的になると本末転倒です。むしろ発言者自身を取り返しのつかない事態から救うためにも、発言したことの責任を適切な形でとらせることが必要になってくるように思います。