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インターネット炎上未遂 炎上を煽る側が負うリスク


こんばんは。昨日に引き続きインターネット上では誹謗中傷に関する議論が活発になっているように思います。

日頃から他人への誹謗中傷を重ねている人が誹謗中傷を非難する発言をするなど(念のためですが読者の方ではなくいわゆる有名人で複数見かけました)、あまり取り立てて心を動かされるようなものもないのですが、以下の記事が目に留まりました。

炎上に参加するネット民はわずか0.5%、その属性は?

この本を要約した記事のようです。紙の書籍は既に入手困難なようです。

Amazonのリンクでの要約でも「炎上参加者はネット利用者の0.5%だった。」という言葉が印象的です。

リンクより印象に残った箇所を引用すると、

「炎上はごく少数の、それも固定した人が起こしている」

「このような攻撃者は、コミュニケーション能力に難があり、通常の対話型の議論をすることが難しい人であることが予想される」

具体的な数値としては、当事者に直接攻撃するような人物は数十人~数百人程度と推定できるとも書かれていました。しかしその数十人~数百人が複数アカウントなどでその何倍にも見えるように見せかけたり、その炎上を煽る人々の発言を鵜呑みにしたごく普通の第三者がたくさん便乗してしまうと(この状態を一般的に炎上という)、ターゲットになった人の苦しみは想像を絶するものです。

しかし、炎上を起こすつもりが、起こした側が窮地に陥ることも考えられます。よくある例としては、発信者開示請求や裁判に持ち込まれることになれば炎上を起こした側が圧倒的に不利でしょうね。

他に起こりうる炎上の失敗(とても違和感のある表現ですが私もそう思います)としては、「炎上が嘘や誇張によるもので、起こそうとした側が仕組んでいることに多くの人が気づいてしまう」ということです。記憶に新しい例では、ある不祥事を起こしたお笑い芸人が1kg700円の米を8kg買い占めたことが雑誌にスクープされ、炎上を煽ろうとする記事を発表しましたが、この件は多くの人が「子供のいる家庭なら8kgどころか10kgくらいのお米を買い占めでもなんでもなく普通に買うからその程度で記事にすることはおかしい」ということに気づいてしまったため、スクープした雑誌の側がかえって批判されることになりました。そのお笑い芸人に対しては非難の声が強かったのですが、むしろこのスクープによって擁護する人がたくさん現れたくらいに思います。これは極端な例なので「その雑誌が炎上を煽ろうとしていること」に気づく人がたまたま多かったのですが、たいていの炎上では気づかない人が多いです。ごく普通の第三者が巻き込まれさえしなければ、炎上を煽ろうとした側がかえって窮地に陥ることになります。

とりあえず、このような事例を「炎上未遂」と呼ぶことにしましょう。「未遂」という言葉を聞く機会といえば「殺人未遂」「誘拐未遂」「強盗未遂」など、被害者がいて、加害しようとした側が罰せられる場面ですね。インターネットで起こる炎上は被害者の側が何か悪いことをしたと責め立てられることを指しますが、たとえその悪いことが事実であっても、炎上は起こしたり煽ったりする側が悪いです。これが前提です。

最近は、今の世の中への不安を煽るハッシュタグのトレンド入りが多いことに危機感を感じています。不安や不満を抱えているごく普通の第三者が、煽られて炎上に加担してしまっているように思います。炎上を起こしたり煽ったりする人に便乗して、誹謗中傷などを書き込むことは慎みましょう。

ここからは編み物に関係する話です。

編み物著作権問題も実はこの「炎上未遂」ではないかと考えています。

おそらく、有名なチャンネルをターゲットに著作権侵害をしていることを暴き、多くの人を巻き込んでそのチャンネルを炎上させて閉鎖に追い込むという筋書きだったのでしょう。該当のチャンネルの方に不愉快に思われたら申し訳ありませんが、チャンネル登録者数のより少ないチャンネルを同じ手口で練習がてら追い込んでいたのかもしれません。非常に悪質です。

しかし、実際には暴かれた著作権侵害そのものが起こっていないことに多くの人が気づき、第三者を巻き込むことはできず、炎上は未遂に終わりました。当然に、ターゲットとなった側が擁護され、炎上を起こそうとした側は窮地に陥ります。

そこでなんとか申し立ての撤回を発表するなりして丸く収まればよかったものを、さらに同じことを起こしかねないような権利を主張し始めたため、たくさんの人を巻き込んで泥沼化しています。

最初の頃は「異議申し立てが通れば終わり」「削除された動画が復活したら終わり」「ターゲットとなったチャンネルが新しい動画をアップできるようになれば終わり」くらいに考えていましたが、全然終わりが見えません。ブログと運営店舗のサイトがある限り、もはやYouTubeチャンネルが停止されても終わらない気がしています。

少なくともこの件で、炎上を煽る側のリスクについてはよくわかりました。

Posted in その他の権利侵害全般

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