こんばんは。
YouTubeの再生リストを作成して動画を整理し、「元理科教員シリーズ」に新たな動画を追加しました。編み物やハンドメイドと並行してシリーズ化します。
決して授業の代わりにはなりませんが、授業の雑談や息抜きに当たるような内容を多く投稿していく予定です。
編み物著作権問題に関して、知的財産権に関する知識をを広めることを目的としたチャンネルにより新たな動画が発表されました。
こちらです。
まだチャンネル開設からも日が浅く、アップロード動画は2020/05/16現在で3本のみですが、「IPチャンネル」のIPとはIntellectual Property、知的財産の略であり、あと2本の動画もYouTuber向けに知的財産権をわかりやすく説明したものとなっています。
40分と長く、丁寧に力を入れて解説されている動画です。
この動画で最も重要だと感じた点は、他の方も既に触れておられるとは思いますが、
「著作権は文化の発展に寄与することを目的としている」
ということです。
これは著作権法第1条にもあり、著作権とその法律に関しても非常に重要なことがわかります。
(参考リンク:日本美術著作権協会)
動画でも触れられていますが、「広く知的財産を共有して文化の発展に寄与する」ために著作者の権利を保護することが目的であり、決して著作者が自らの権利を誇示したり、むやみやたらに権利を振りかざしたりするためのものではありません。
例えば、先日取り上げた動画そのもののコピーは、オリジナルの動画をアップした方が本来得るべき利益を得られなくしていて、またコピーしたチャンネルは創作的な努力を怠って収益を得ようとしているものであり、「文化の発展」を阻害しているとみなしてよいと考えられます。
S氏による著作権の主張は「編み物」という文化の発展に寄与しているのでしょうか。
昨日の記事に書いたとおり、むしろ編み物という文化の破壊や衰退を招くような事態を引き起こしましたね。
著作権とは、互いの権利を守りながら互いに発展し合うために保護されているもので、他人を攻撃する口実に使うことは決して許されない行為です。
文化の発展に悪影響である一方的な権利の主張は認められません。
「著作権」は面倒なものや誰かの威圧的な主張を通すためのものではなく、みんなで共通の文化を楽しく発展させていくためのものであると覚えておきましょう。
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(2020/07/03追記:この記事で取り上げた動画は現在非公開になっています。)
(2020/07/08追記:動画を非公開にしたため、リンク切れになっています)