メニュー 閉じる

祝・復活 今回の事例から学ぶ著作権侵害申し立て対策


いつもありがとうございます。昨日のブログは挙式の会社が倒産した件でしたが、本日は新婚旅行で申し込んでいたツアーの取りやめの連絡が来ました。数ヶ月後に優先で予約できるようですが、なかなか予約の取れないツアーでキャンセル待ちで当選したので悲しいです。いつか必ずブログに書きます。

S氏の攻撃によって動画のアップを見合わせていた方が最近は続々と復帰されていますが、この件が広く知られるきっかけになったL氏も本日復帰されました。今回の件に関する説明の動画と、申し立てによる動画の削除の直前にアップされていた予告の続きとなる動画の2本をアップされました。今はお子さんも休校かと思いますので、ご家族とともに穏やかに過ごされることを願っています。

本日は、前者の動画から学ぶ著作権侵害申し立て対策について考えたいと思います。

説明の中で着目すべき点は「申し立てをするには戸籍上の本名、住所、電話番号を記載しなくてはならない」ということです。これはご本人も述べられていましたが、異議申し立てをする上でかなりの抵抗がある点だと思います。これだけだと大変不公平に思われるかもしれませんが、YouTubeの著作権侵害申し立てフォームには「氏名、メールアドレスをはじめとする他のすべての情報は正式な削除通知に記載され、アップロードしたユーザーに提供されます。」という明確な記載があり、他のすべての情報には住所や電話番号も含まれます。このため、S氏の個人情報も申し立てられた側に通知されていると考えられます。

そして、著作権侵害申し立てフォームには次のようなチェック欄も設けられています。

・この手続きにより、著作権侵害に関して虚偽の申し立てや不誠実な申し立てを行った場合、法的に不利な結果になる可能性があることを認識しています。

・このツールを不正使用した場合、YouTube アカウントが削除されることを理解しています。

おわかりいただけただろうか…

YouTubeのヘルプによると、

—————————————————————————–

異議申し立てに関して YouTube からお客様宛て、もしくはお客様の代わりにこの要求に対応する正式な代理人(弁護士など)宛てにご連絡できるよう、下記の情報を提示していただく必要があります。お客様が、アップロードしたユーザーの正式な代理人である場合は、異議申し立て通知にそのユーザー本人との関係を必ず明記してください。

  1. 氏名(会社名ではなく記入者の姓と名)
  2. メールアドレス
  3. 住所
  4. 電話番号
—————————————————————————–
とのことです。異議申し立てに不備があるとYouTubeは対処できないそうです。
おわかりいただけただろうか…(2回目)
私の憶測ですが、L氏が異議申し立てを受理されなかったのは個人情報の記載に不備があった可能性もあります。しかし、重要なのはそこではありません。「アップロードしたユーザー本人」が個人情報を提供する以外にも方法があります。それは、「弁護士などの代理人から異議申し立て通知をすること」です。おそらくL氏の異議申し立てが受理されるまでにある程度時間がかかり、また顧問弁護士を依頼されたのはこのためであると考えられます。
しかし、YouTubeクリエーター一人一人が自衛のため、自分の個人情報を守るために顧問弁護士を依頼するのはあまり現実的ではありません。
先日のブログでも紹介いいたしましたが、手作り倉庫様が設立されるYouTuber事務所の手遊び小町に所属することが、身に覚えのない著作権侵害申し立ての対策として非常に心強いことと思います。現在InstagramのDMでクリエーター会員を募集されていますので、興味のある方はお問い合わせください。
昨日から今日にかけてS氏のチャンネルにもいろいろと動きがあったようですが、その件については明日の投稿で取り上げる予定です。

—–

Posted in 編み物著作権問題

関連投稿